日本のみなさんへ
私の映画「食の未来(The Future of Food)」を翻訳してくださった方、そしてご覧いただく多くの日本の友人たちにお礼を申し上げます。
今の世の中では、食べ物や農業に関わる問題の情報がしっかり伝わることがとても大切です。特に有機の食品や有機農業を希望する場合はなおさらです。
アメリカが日本市場を遺伝子組み換え農産物で溢れさせることができないのは、日本のみなさんが頑として拒否しているからです。アメリカ国民と違い、日本のみなさんには大変よく情報が伝わっていて政府に対して排除を要求しています。そのような活動の一端としてこの映画が意識の向上に、そして行動につながる手助けになれば光栄に思います。みなさんの活動と応援に感謝します。未来の食べ物が健全でありますように。
デボラ・クーンズ・ガルシア
遺伝子組み換えで広がる緑の砂漠
『食の未来 ―決めるのはあなた』
(「The Future of Food」日本語吹替版 )
この映画は、遺伝子組み換え食品について科学、経済、文化、政治、倫理の分野にわたり深くその本質を淡々と客観的に捉えて見るものに迫ります。米国カリフォルニア州メンドシーノ郡を皮切りに、サンタクルーズ郡、トリニティ郡、マリン郡と次々にGM規制条例を可決していく情勢にこの映画の上映運動が大きな役割を果たしたと言われています。
遺伝子組み換えや種子の特許によって世界の食料を支配しようとする企業の実態、農業補助金、政官民癒着の人事回転ドア、遺伝子汚染、健康被害、安全性評価を誰がどう決めたか・・・、それらに対し懸念を表明する科学者、農家、消費者などの証言。
この優れたドキュメンタリーを日本でも広く上映し、国内の遺伝子組み換えイネ(GMイネ)屋外栽培やGMナタネの自生問題をはじめとするGM作物・GM食品を考える一助になることを願っております。
ドキュメンタリー映画「食の未来」のキーポイント
日本有機農業研究会科学部 06.11.03
食料システムがかつてない変化に曝されており、ほとんどの人はその影響がどれほどのものか気付いていない。農場から食卓まで世界の食に企業支配が着実に進んでいる。最大の争点は、現在最も複雑な科学である遺伝子操作で事実上生物世界全体に計り知れない影響を及ぼす可能性がある。全体を捉えるのが非常に困難で規制、農業、消費者、健康、道徳の問題を問い直す必要がある。また、環境への深刻な影響と小規模家族農業、有機農業への関心が強くなってきている。「食の未来」で取り上げている要点は以下のとおり。
日本有機農業研究会科学部
先日、農水省が発表した生産者米価は13000円ほどで、生産に掛かる費用は16400円ということです。また、現在の農業の担い手は平均年齢は65歳。高齢者が赤字を出しながら農業を続けるのはもう限界です。現在兼業も含めて300万人といわれる農業者は、ここ数年で激減すると見られています。そうなれば、農業を担うのは誰でしょうか。
『食の未来』と日本の現状
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